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JAXA宇宙用照明機器の研究開発受託について

東芝ライテック株式会社は、2022年11月より国際宇宙ステーション(ISS)における日本実験棟の船外に搭載する照明機器『LEDビデオライトユニット』の研究開発を宇宙航空研究開発機構(JAXA)より受託し進めています。

過酷な宇宙環境に対応し、安全で円滑な船外活動を支援する照明技術の実現を目指します/きぼう外観、JAXA デジタルアーカイブス過酷な宇宙環境に対応し、安全で円滑な船外活動を支援する照明技術の実現を目指します/きぼう外観、JAXA デジタルアーカイブス

画像提供:JAXA/NASA

宇宙環境へ対応するにあたっての課題

従来照明器具が設置される地上と異なり、宇宙空間特有の環境へ対応することが求められます。
主な要素として、

  1. ① 宇宙放射線
  2. ② 真空
  3. ③ 温度サイクル

これらの要素に対応する照明器具技術を構築し、検証評価にて確認していくことが必要となります。

※地上よりも昼(太陽に照らされている状態)、夜(照らされていない状態)での温度差が激しくなる

LEDビデオライトユニットの画像

LEDビデオライトユニット
(エンジニアリングモデル)

宇宙環境へ対応するにあたっての課題

放射線照射試験

放射線照射試験の様子

コバルト60を線源とするガンマ線を試作品に照射し、前後での性能変化を評価

※国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
高崎量子技術基盤研究所様において実施

熱真空試験

熱真空試験の様子/小型衛星用スペースチャンバ、JAXA デジタルアーカイブス

小型衛星用スペースチャンバを用いて真空内で試作品を動作させて、
性能や各部位の温度を評価する

※筑波宇宙センターの環境試験設備において実施

画像提供:JAXA/NASA

計画

2024年度のフライトモデル(PFM)製作を予定。

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