長らく近隣ビルの地下で保管されていた羅城門の10分の1復元模型が、来訪者を案内するためのデジタルサイネージや照明設備と共に、現代の京の表玄関である京都駅北口広場に設置され、2016年11月21日に公開されました。
羅城門 10分の1復元模型 全景
当社は、この羅城門の復元模型のライトアップに協賛し、照明設計を担当すると共に、ライトアップに使用するLED小形丸形投光器を設置しました。
本プロジェクトは、平安京の表玄関であった「羅城門」を京都駅に復元させ、日本の財産として、そして京都の財産として、歴史都市・京都を次世代へ繋ぐプロジェクト※の第1弾になります。
「平安京羅城門模型移設プロジェクト」が始動します(「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」プレスリリースへ)
ライトアップには羅城門の復元模型の木材の材質、朱色を際立たせるため、電球色の光色で演色性に配慮した、高効率・長寿命のLED小形丸形投光器(色温度3000K、平均演色評価数Ra80、消費電力25W、広角配光タイプ)を採用しています。
LED小形丸形投光器
投光器の設置の様子
投光器の設置の様子
コンパクトなLED照明器具は、周囲の景観に配慮すると共に、器具は人が触れないように防護柵の内側に設置しています。照明環境としては、京都駅前の周囲が明るい空間に設置されるため、ライトアップの明るさレベルは高めに設定し、誘目性を高めています。
ライトアップの様子
ライトアップの様子
ライトアップの様子
防護柵の内側、模型展示台正面の左右にLED投光器を3台、計6台を設置し、復元模型の1層目と2層目、そして側面をそれぞれ照射しています。
LED小形丸形投光器の配置とエイミング
照度分布イメージ
照明イメージ全景
※ 歴史都市・京都を次世代へ繋ぐプロジェクト「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」について(「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」サイトへ))