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CO2削減に貢献する業界最高の総合効率を達成した
LED照明 「E-CORE(イー・コア)」の発売について

2007年2月27日

非点灯LED-44001-44001:高効率LEDダウンライト「E-CORE」(LEDD-44001W-LS1)

非点灯LED-44001-44001:高効率LEDダウンライト「E-CORE」

(LEDD-44001W-LS1)

LEDD44001WLS_G01:高効率LEDダウンライト「E-CORE」(LEDD-44001W-LS1)設置イメージ

LEDD44001WLS_G01:高効率LEDダウンライト「E-CORE」

(LEDD-44001W-LS1)設置イメージ

 東芝ライテック株式会社および東芝ホームライティング株式会社は、LED照明で業界最高(※1)の総合効率(※2)50 lm/Wを実現した、電源ユニット内蔵タイプの高効率LEDダウンライト「E-CORE(イー・コア)」10機種を2007年7月1日から発売します。

※1: 2007年2月現在、一般照明用LED器具において。(当社調べ)

※2: 総合効率=器具光束÷消費電力


 LEDは省電力、長寿命、小形軽量化、原材料の削減等、環境性能において優れた特長を持ち、第4の光源として注目されています。しかし、LED光源を用いた照明器具はまだまだ高価であることや、明るさが不足していたため一般照明用としては広く普及していないのが現状です。

 一方、京都議定書目標達成計画(チームマイナス6%)の中で、「高効率照明の普及(LED照明)」が目標達成のための対策として位置づけられているなど、LED照明に対する期待は一層高まっています。しかし、同計画の中では、排出削減見込み量の根拠として「白熱電球のエネルギー消費量の5分の1、価格差は3.8倍」の目標が設定されており(補足説明資料参照)、この値を達成したLED照明の開発が急務となっていました。

 当社はこのようなニーズにお応えするため、独自の放熱技術や回路・光学技術を開発、技術協力関係にある日亜化学工業株式会社から供給を受ける発光効率100 lm/W(※3)のパワーLED素子と組み合わせることにより、業界最高の総合効率50 lm/Wを実現した高効率LEDダウンライト「E-CORE(イー・コア)」を商品化します。

 高効率LEDダウンライト「E-CORE」は、一般用(施設用)として効率重視タイプ4機種及び演色性重視タイプ4機種、断熱施工用(住宅用)として2機種の計10機種をラインアップし、用途に応じた選択が可能です。また、電源ユニット内蔵タイプで、当社40W形白熱灯器具相当の明るさをもつため(※4)、白熱灯器具からの置き換えが容易となっており、幅広い用途で省エネ・省資源に貢献します。

 なお、この新商品は3月6日から9日まで東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催されるライティング・フェア2007(第8回国際照明総合展)に、住宅および店舗空間照明として出展します。

※3: 動作電流150mAにおける値

※4: 当社白熱電球ダウンライト器具( ID-7200NB(W) )と40W形ミニクリプトンランプの組合せと「E-CORE」効率重視タイプ・白色相当(LEDD-44001W-LS1)の比較

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特長

(1) 業界最高の総合効率( 50 lm/W )を達成し、大幅な省エネを実現

 光学系および電源部の効率を含めた総合効率は50 lm/Wを実現。LED照明として業界最高の総合効率を達成しました。これにより一般照明用光源として明るさと省エネを両立することができます。

 当社の40W形白熱灯器具と比較した場合、消費電力は7分の1と大幅な省エネが実現できます。

  当社40W形
白熱灯器具(※5)
「E-CORE」
効率重視タイプ(※6)
比較
器具光束 230 lm 265 lm 1.15倍
消費電力 36W 5.3W 7分の1
総合効率 6.4 lm/W 50 lm/W 7.8倍

※5: 当社白熱電球ダウンライト器具(ID-7200NB(W))と40W形ミニクリプトンランプとの組合せ

※6: 「E-CORE」効率重視タイプ・白色相当(LEDD-44001W-LS1)の比較

(2) 約40,000時間の長寿命(※7)

 当社独自の放熱設計により、定格寿命は約40,000時間を実現。当社40W形ミニクリプトンランプの20倍の長寿命です。1日10時間の点灯で約10年間使用することができるため、ランプ交換が困難な場所に最適です。

※7: 光束が初期値の70%になるまでの総点灯時間。


(3) 電源ユニット内蔵タイプでコンパクトな器具本体

 電源ユニットを内蔵しながら、埋込穴が直径75mm、埋込深さが80mm〜100mmのサイズを実現。当社白熱灯器具(埋込穴直径125mm)(※8)に比べ、大幅に小径化しています。シンプルでコンパクトな外観はさまざまな空間にマッチさせることが可能です。

 また、100V電源をそのまま器具の端子台に結線できるため、省施工に貢献します。

※8: 当社白熱電球ダウンライト器具( ID-7200NB(W) )


(4) 豊富なラインアップで空間を演出

 高効率LEDダウンライト「E-CORE」は、用途に応じた10機種をラインアップしています。一般用(施設用)は効率重視タイプ・演色性重視タイプともに2種類のビーム角(90度および60度)と2光色の計8機種を揃えています。断熱施工用(住宅用)は効率重視タイプ(ビーム角90度)で2光色を用意。使用するシーンに合わせた選択が可能です。


(5) 普及価格を実現

 徹底したコストダウンにより普及価格を実現しています。白熱灯器具とのイニシャルコストの差をランニングコスト(電気料金)によって早期に回収することができるため、経済性の観点からも、白熱灯器具から「E-CORE」に置き換えが可能です。

 たとえば、次の条件で高効率LEDダウンライト「E-CORE」と当社の40W形白熱灯器具を比較した場合、約2年間でイニシャルコストの差額を回収することができ、5年間使用した場合には約27万円お得になります。


○ 試算例(エレベーターホールの場合)

比較製品: 「E-CORE」効率重視タイプ(LEDD-44001W-LS1)と当社白熱電球ダウンライト器具(ID-7200NB(W) )と40W形ミニクリプトンランプの組合せ(価格6,260円(税抜き) )との比較

計算条件: 器具使用台数12台、年間点灯時間8,760時間(24時間/日、365日)、電気量料金22円/kWh)、電源電圧100V、年間ランプ交換費=ランプ標準価格×(年間点灯時間/ランプ寿命×台数)

経済比較図


照度分布図

照度分布図

1スパン2.1m×3.75m、天井高さ8m、計算高さ/床面、反射率/天井50%、壁10%、床10%、平均照度120lx

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主な仕様と価格

  形名 仕様 ・ 特長 希望小売
価格(円)
(税抜)
タイプ 器具光束 光色 演色
評価
指数
反射板 電源
一般用 LEDD-44001W-LS1 効率重視
タイプ
265 lm 白色相当 Ra78 広角(90°)
タイプ
白色
内蔵
タイプ
\19,800
LEDD-44001L-LS1 効率重視
タイプ
185 lm 電球色相当 Ra70 広角(90°)
タイプ
白色
内蔵
タイプ
\19,800
LEDD-44003W-LS1 効率重視
タイプ
265 lm 白色相当 Ra78 中角(60°)
タイプ
銀色鏡面
内蔵
タイプ
\19,800
LEDD-44003L-LS1 効率重視
タイプ
185 lm 電球色相当 Ra70 中角(60°)
タイプ
銀色鏡面
内蔵
タイプ
\19,800
LEDD-44002W-LS1 演色性重視
タイプ
190 lm 白色相当 Ra92 広角(90°)
タイプ
白色
内蔵
タイプ
\19,800
LEDD-44002L-LS1 演色性重視
タイプ
150 lm 電球色相当 Ra92 広角(90°)
タイプ
白色
内蔵
タイプ
\19,800
LEDD-44004W-LS1 演色性重視
タイプ
190 lm 白色相当 Ra92 中角(60°)
タイプ
銀色鏡面
内蔵
タイプ
\19,800
LEDD-44004L-LS1 演色性重視
タイプ
150 lm 電球色相当 Ra92 中角(60°)
タイプ
銀色鏡面
内蔵
タイプ
\19,800
断熱
施工用
LEDD80000SW-LS 効率重視
タイプ
265 lm 白色相当 Ra78 広角(90°)
タイプ
白色
内蔵
タイプ
\22,800
LEDD80000SL-LS 効率重視
タイプ
185 lm 電球色相当 Ra70 広角(90°)
タイプ
白色
内蔵
タイプ
\22,800

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補足資料説明

「京都議定書目標達成計画」と高効率LEDダウンライト「E-CORE」

 地球温暖化は、我々人類が直面している最も重要な問題の一つです。現在、様々な分野で地球温暖化防止の対策が計画、実行されています。我が国でも2005年4月28日に京都議定書目標達成計画が閣議決定され、温室効果ガスの6%削減を達成するために必要な措置が立案されました。

 LED照明は、この計画の「エネルギー起源二酸化炭素に関する対策・施策の一覧」の中で「高効率照明の普及(LED照明)」として位置づけられており、2010年までに340万トンのCO2削減が目標として設定されています。また、京都議定書目標達成計画の策定の際に用いられたデータ(「別表1〜5の具体的対策の排出削減見込み量の根拠」)の中では、LED照明には、白熱電球器具に対してエネルギー消費量は5分の1、価格差は3.8倍の目標が設定されています。

 今回当社が発売するLED照明器具「E-CORE」は、当社白熱灯器具と比較して(※1)、エネルギー消費量7分の1、価格3.2倍と、削減量の根拠となるLED照明の性能を十分に満たしています。

※1: 当社白熱電球ダウンライト器具( ID-7200NB(W) )と40W形ミニクリプトンランプの組合せと、「E-CORE」効率重視タイプ・白色相当(LEDD-44001W-LS1)の比較


○目標達成計画における対策の削減量の根拠と「E-CORE」の特性

  エネルギー消費量 価格比較
京都議定書目標値 1/5 3.8倍
E-CORE(※2) 1/7 3.2倍

○高効率LEDダウンライト「E-CORE」と白熱灯器具の比較

  エネルギー消費量 希望小売価格(税抜)
白熱灯器具(※2) 36W 6,260円
E-CORE(※3) 5.3W 19,800円

※2: 「E-CORE」効率重視タイプ・白色相当(LEDD-44001W-LS1)

※3: 当社白熱電球ダウンライト器具( ID-7200NB(W) )と40W形ミニクリプトンランプの組合せ


 また、光源別の炭酸ガス放出量は、下図のとおりとなっています。仮に、白熱電球の73%を「E-CORE」に置き換えたと計算すると、京都議定書目標達成計画の目標値である340万トンのCO2削減を達成することができます。

 当社は、地球温暖化防止に貢献するため、LED照明開発に注力してゆきます。

○日本における光源別総炭酸ガスの排出量(2005年度)

  総消費電力量
[億kWh]
総炭酸ガス放出量
[万t]
総排出量比率
白熱電球 130 547 0.43%
ハロゲン電球 25 105 0.08%
蛍光ランプ 990 4,167 3.24%
HIDランプ 210 884 0.69%
合計 1,355 5,703 4.43%

(参考数値)日本の総炭酸ガス放出量 128,600 出典:社団法人 日本電球工業会:「照明における省エネ提案」(2006年12月8日)より

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発売日

2007年7月1日(全機種)

販売目標数量

120,000台/年(全機種合計)

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お客様からのお問い合わせ

○ 「E-CORE」一般用について
東芝ライテック株式会社
電材事業部 電材商品統括部 商品企画部 施設商品企画担当
TEL:03-5463-8769 / FAX:03-5463-8824
電材事業部 電材商品統括部 商品企画部 LED企画担当
TEL:03-5463-8539 / FAX:03-5463-8824

○ 「E-CORE」断熱施工用について
東芝ホームライティング株式会社 商品企画担当
TEL:03-5297-5715 / FAX:03-3251-6601

本リリースに関するお問い合わせ

総務部 総務企画担当 秋山(又は鈴木)
TEL:03-5463-8711 / FAX:03-5463-8830

○東芝ライテック株式会社

代表者 取締役社長 恒川 真一
本 社 東京都品川区東品川4丁目3番1号
資本金 100億円
TEL:03-5463-8800(代表)
URL:https://www.tlt.co.jp/

○ 東芝ホームライティング株式会社

代表者 取締役社長 菊池 秋義
本 社 東京都千代田区外神田1-8-13(東芝秋葉原ビル)
資本金 1億円

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