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スマートホーム事業の取り組みの加速について
− ECHONET Liteに対応したHEMS新製品の販売開始 −

2012年5月28日

>エネルギー計測ユニットとITアクセスポイントの写真

      ITアクセスポイント      エネルギー計測ユニット

株式会社東芝
東芝ライテック株式会社

東芝グループは、スマートコミュニティ事業の拡大にあたり、スマートホーム事業の取り組みを強化しています。この度、東芝グループが提供するホームITシステム「フェミニティ」の新製品を開発しました。業界で初めて「ECHONET Lite(注1)」対応機器として認定されたITアクセスポイントとエネルギー計測ユニットを6月11日から東芝ライテックより販売開始します。

新製品は、家庭内のエアコンや照明などの機器の制御や、家庭とネットワークの接続を実現するITアクセスポイント(BTR-4010AZ)と、家庭用分電盤に接続して電気、ガス(注2)、水(注2)の使用量を計測するエネルギー計測ユニット(HEM-EM31A-B1)です。住宅の電力使用量の「見える化」、遠隔制御などの機器制御を実現します。

従来の家電機器の電力使用量の見える化や遠隔制御等の機能に加え、太陽光発電と燃料電池のダブル発電の電力量の見える化に対応するとともに、ガス・水の使用量の見える化も可能にしています。さらに、電力使用量をより詳細に把握するために測定分岐回路の拡張もできます。また、ECHONET Liteに対応する全ての電気機器との接続が可能になります。

サービス内容においては、クラウド環境で家庭での使用エネルギーの見える化を提供しているフェミニティ倶楽部のコンテンツを刷新しています。東京電力管内において、同社の「でんき予報」データを活用し、電力逼迫状況を住宅内の電力使用量とともに表示し、節電が必要な状況をよりわかりやすくユーザーにお知らせします。なお、本サービスは、他の地域においても順次、拡大する予定です。さらに、見える化の表示、操作をスマートフォンで順次対応していく予定です。

今回販売するITアクセスポイントとエネルギー計測ユニットを組合せた「HEMS Bパック01」(BTR12-B01)は、経済産業省の「平成23年度エネルギー管理システム導入促進事業(HEMS導入事業)」の補助金対象機器です。

今後も、東芝グループは太陽光発電・家庭用蓄電池・燃料電池などの新エネルギー機器と家電を効率的に制御するようHEMS関連技術の開発、製品化に取り組んでいきます。

なお、本製品は、5月30日から6月1日に開催されるスマートグリッド展およびJECA FAIR2012(電設工業展)に出展します。

注1 ECHONET Liteについて
エコーネットコンソーシアムにて2011年7月に策定されたHEMS構築のための通信規格。家電機器、スマートメーター、太陽光発電システム等を含む約80種類以上の機器の制御を規定し、2012年2月、スマートコミュニティアライアンスの「スマートハウス標準化検討会」より、「公知な標準インターフェース」として推奨された。

注2 ガス、水の使用量計測について
パルス発信器付ガスメータ、パルス発信式流量計をそれぞれエネルギー計測ユニットへ接続する必要があります。

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新製品の主な特長

1. ITアクセスポイント
家庭内のECHONET LiteもしくはECHONET対応の家電機器とネットワークを構成し、インターネット経由でサーバに接続するためのECHONET Lite対応ネットワーク機器です。インターフェースは、有線LAN、Bluetooth無線に対応しています。

2. エネルギー計測ユニット
家庭全体及び分岐回路毎の消費電力量や太陽光発電・燃料電池の発電電力量、ガス・水の使用量などの見える化を実現します。分岐は、最大30回路まで増設可能です。
ITアクセスポイントの通信は、無線方式を採用していますので、既築住宅にも導入可能です。

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新製品の主な仕様

1. ITアクセスポイント(BTR-4010AZ)

ネットワークインターフェース WAN 10BASE-T/100BASE-TX 1ポート
LAN 10BASE-T/100BASE-TX 2ポート
通信プロトコル ECHONET Lite Version 1.01
ECHONET Version 3.60
ワイヤレス通信 Bluetooth® Version 2.1+EDR
最大通信速度(※1) 約2.1Mbps
無線通信距離(※1) 見通し100m
Bluetooth® 対応プロファイル Generic Access Profile、Service Discovery Application Profile、
Personal Area Networking Profile、Serial Port Profile
マルチポイント接続 7台(Bluetooth®接続可能台数)
外形寸法 本体 115mm(幅)×49mm(奥行き)×32mm(高さ)

2. エネルギー計測ユニット(HEM-EM31A-B1)

通信プロトコル ECHONET Lite Version 1.01
無線通信 Bluetooth® Version 2.1(※2)
電源 単相3線AC100V 50Hz/60Hz
外形寸法 150mm(幅)×110mm(奥行き)×320mm(高さ)
付属品 電流センサ 主幹用(2 個)・分岐用(10 個)
その他
電流検出:専用電流センサ(CT)
○主幹用CT
○分岐用CT(オプションで最大30 系統まで増設可能)
別売:HEM-OP10A(分岐11〜20用)、HEM-OP20A(分岐21〜30用)
○太陽光発電・燃料電池用CT
別売:HEM-OP30A
その他検出:ガス量計測、流量(水)計測

※1 最大通信速度は理論値です。無線通信距離は障害物がない場合の見通し距離です。電波の特性上、環境条件により通信距離、および通信速度は異なります。

※2 Bluetooth® Version1.1以降の ワイヤレステクノロジを用いた機器と互換性があります。

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構成イメージ

構成イメージの図

※1 3線式の場合は赤−白を短絡し、2線で本体と接続してください。
※2 パルス発信式流量計が必要です。
※3 パルス発信機付きガスメータが必要です。

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コンテンツの例

■ エネルギーモニター(ガス・水道を含む)

エネルギーモニターの図例

■ 電力逼迫状況表示(1日の電力グラフ)

電力逼迫状況表示の図例

■ エアコン節電運転画面

エアコン節電運転画面の図例

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環境への取り組みについて

東芝グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ"Green of Process"」、「東芝の作る製品がエコ"Green of Product"」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ"Green by Technology"」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。

東芝グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。

ecoスタイル 東芝グループは、「地球内企業」として地球と調和した人類の豊かな生活に向けて、環境経営を推進します。

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お客様からのお問い合わせ

東芝ライテック株式会社

HEMS事業統括部
TEL 03-3257-5749

○ 東芝ライテック株式会社

代表者 取締役社長 福田 正巳
本社 神奈川県横須賀市船越町1丁目201番1
TEL:046-862-2000(代表)
URL:https://www.tlt.co.jp/

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