LED電球ミニクリプトン形 広配光タイプ4機種の発売について
広配光タイプ40W形相当調光器対応（2機種）・広配光タイプ60W形相当（2機種）

東芝ライテック株式会社は、LED電球「ミニクリプトン形 広配光タイプ（注1）40W形相当調光器対応モデル」（2機種）（以下、「40W形相当調光モデル」といいます。）とLED電球「ミニクリプトン形 広配光タイプ（注1）60W形相当」（2機種）（以下、「60W形相当モデル」といいます。）を11月6日から発売します。

なお、40W形相当調光モデルは東芝照明事業125周年記念製品（注2）の一つです。

注1　 JIS C 8158：2012では、口金上方鉛直点灯時における下方光度の1/2の範囲が180°以上の配光角を「全般配光形」と定義しています。当社は180°以上の配光角を有する製品を「広配光タイプ」、230°以上の配光角を 有する製品を「全方向タイプ」と呼びます。

注2　 本年は、1890年に東芝の創業者のひとりである藤岡市助博士が日本で初めて白熱電球を製造するために「白熱舎」を設立してから、125周年にあたります。当社ではこれを記念した様々な取り組みを行っています。

1.　「PREMIUM 調光 technology」を採用（40W形相当調光モデルの特長）

PREMIUM 調光technologyのイメージ図

40W形相当調光モデルは、当社が既に商品化したLED電球ハロゲン電球形「調光器対応モデル」（形名：LDR7L-M-E11/D, LDR7L-W-E11/D）と同様、GaN（注3）パワーデバイスの搭載により小形化した電源回路を搭載しています。これによって生まれたスペースに、専用設計した位相調光制御用IC（注4）を組み込んでいます。さらに独自の調光制御ソフトウェアを搭載することにより、LED専用調光器（注5）だけでなく白熱電球用調光器でも「ちらつき」を抑制し、全光から消灯まで安定的でなめらかな調光を可能にする技術「PREMIUM 調光 technology」が用いられています（注6）。

注3　 Gallium Nitride（窒化ガリウム）の化学式。高周波動作に優れる半導体材料として注目されています。

注4　 位相制御調光：電源の導通、非導通の時間を可変させて調光する方式で白熱電球の調光に用いられる。

注5　 LED電球調光器対応モデル専用調光器（2線式）WDG9001

注6　 一部の調光器では正常な調光効果が得られない場合があります

2.　省エネ法2017年度目標基準値達成（60W形相当モデルの特長）

60W形相当モデルにおいては、光取出し効率が高いマルチ拡散グローブの採用と放熱構造の最適化により、高いランプ効率が実現でき、省エネ法2017年度目標基準値（注7）を達成しています。

注7　 エネルギー消費効率において、区分名1：昼白色110lm/W、区分名2：電球色98.6lm/W

3.　約180°広配光とランプネック部スリム化（40W形相当調光モデル、60W形相当モデル、共通）

（1） 約180°の広配光を実現

40W形相当調光モデル、60W形相当モデル、共に約180°の広配光を実現しています。

40W形相当調光モデルにおいては、光源上部をドーム形状で覆った「マルチ拡散カバー」を、60W形相当モデルにおいては新設計の高い拡散性を持つ「マルチ拡散グローブ」を採用しています。これらにより、むらが少なくソフトなLED光が電球背面方向に届きます。

（2） ランプネック部のスリム化　誤挿入防止ソケットに対応

40W形相当調光モデル、60W形相当モデル、両製品共にランプネック部のスリム化を実現し、誤挿入防止ソケットにも対応しました。また、断熱材施工器具（注8）や密閉形器具にも対応（注9）し、高い器具嵌合率を実現しています。

注8　 断熱材や遮音材を天井に敷きつめるS形埋込み形照明器具。一般社団法人 日本照明工業会規格（JIL5002）に適合するものをいい、断熱材または遮音材により器具加熱を考慮した温度設計がなされています。

注9　 断熱材施工器具・密閉形器具の種類によっては、明るさが低下したり、寿命が短くなる場合があります。また、一部の器具ではご使用できない場合があります。

LED電球 ミニクリプトン形 広配光タイプ40W形相当 調光器対応（2機種）

LED電球 ミニクリプトン形 広配光タイプ60W形相当（2機種）

「ミニクリプトン形 広配光タイプ40W形相当調光器対応モデル」（2機種） 2015年11月6日

「ミニクリプトン形 広配光タイプ60W形相当」（2機種） 2015年11月6日

「ミニクリプトン形 広配光タイプ40W形相当調光器対応モデル」2機種合計：7万個

「ミニクリプトン形 広配光タイプ60W形相当」2機種合計：13万個