省施工・省メンテナンス・省エネに配慮したLED誘導灯を新発売
〜ビル・施設の安心・安全をサポート〜

さまざまなビルや施設の安心・安全を支える防災照明の１つとして、誘導灯は災害時などの停電時に避難を速やかに行うため、関連法規により用途・規模に応じた設置、定格点灯時間の点検が義務付けられている製品です。昨今、建設現場での深刻な人手不足に加え、短い工期で設置を求められるケースが増加し、施工性、メンテナンス性の改善が課題となっています。

当社は、設置時の施工性と、点検、メンテナンス時の利便性を大きく改善した誘導灯へフルモデルチェンジすることで、お客様の課題解決をサポートし、安心・安全の確保に貢献します。

また、誘導灯は非常時のみならず常時点灯して使用するため、当社は早くからLED光源を採用し、省エネ化を図ってきました。(一社)日本照明工業会が掲げる2030年までに国内照明器具ストック市場におけるSSL化（注1）100%計画を踏まえ、さらなる省電力化を図り、既存光源からのリニューアルを加速します。

注1　 SSL（Solid State Lighting）：LED、有機EL、レーザーなど半導体照明　（(一社)日本照明工業会 成長戦略Lighting Vision 2030）

器具構造を変更することで器具本体に広い配線スペースを確保し、電源線の配線処理のしやすさと、取り付けやすさを追求しました。また、蓄電池、LEDモジュールを誘導灯に取り付けた状態でお手元にお届けすることで、現場での部品取り付け工数を削減。さらに、パネル取り付け部と器具本体をコネクターによるワンタッチ接続にすることで、施工時間の短縮を図りました。人手不足や、短い工期への対応といった課題をお持ちのお客様にお勧めです。

注2　 LED誘導灯FBK-10601N-LS17とLED誘導灯（新商品）FBK-10701-LS17での当社による比較

点検用リモコン（注3）をご使用いただくことで、法令で定められている定格点灯時間の点検作業を行うことができます。脚立等の準備の必要がなく、従来の点検紐や点検スイッチの操作による作業と比べ、効率的な点検が可能になります。また専用リモコンは、双方向通信（注4）を行う自己点検機能を搭載しており、点検後の蓄電池とLEDモジュールの状態、蓄電池とLEDモジュールの形名を専用リモコンの液晶部に表示でき、省メンテナンスを実現します（注5）。

注3　 点検用リモコン（FRC-1833T）は別売

注4　 リモコンから誘導灯へ各種動作開始の指示と誘導灯が保有する点検結果などを赤外線により相互に通信すること

注5　 一部対応していない機種もあります

従来の蛍光ランプや冷陰極ランプを使用した誘導灯と比較して、LEDを使用した誘導灯は消費電力が低く、既設の誘導灯からリニューアルすることで、点灯時間の長い誘導灯では大幅な電気代削減が見込めるため、リニューアルにお勧めです。

注6　 電気代比較は使用電気料金27円/kWh（税込）年間点灯時間8760時間 誘導灯各50台 5年間での比較