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有人環境下で使用できるウイルス不活化・殺菌技術「Care222®」を搭載した新製品2機種を1月から発売
− ウシオ電機と東芝ライテックからそれぞれ発売 −

2020年12月1日

ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 内藤宏治、以下 ウシオ)と東芝ライテック株式会社(本社:神奈川県、取締役社長 平岡敏行、以下 東芝ライテック)は、従来の紫外線殺菌装置とは異なり、有人環境下で使用できるウイルス不活化・殺菌技術「Care222®」を搭載した新製品2機種を、2021年1月からそれぞれ発売します。

USHIO × TOSHIBA

器具画像

Care222® i-シリーズ ベーシック

器具画像

UVee(ユービー)ユニバーサルダウンライトタイプ

Care222ロゴ

今回発売する新製品2機種は、2020年8月に締結した業務提携に基づき共同開発したもので、ウシオが、同社のエキシマランプに特殊な光学バンドパスフィルタの組み合わせにより、人に優しい紫外線波長域(200nm-230nm)のみを照射する「Care222®光源モジュール」を東芝ライテックに提供。それを受けた東芝ライテックが、長年蓄積された照明器具および照明制御の設計技術により機器の設計を行い、同社鹿沼工場で制御基板から器具製造、品質管理まで一貫製造し、照射装置として両社よりそれぞれ発売するものです。

なお、新製品はオフィスや学校の他、不特定多数の人々が集まる商業施設や公共施設などへの導入を見込んでいます。

両社は今後もCare222®を搭載した製品ラインナップの強化を進め、再拡大の様相を見せる新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向け取り組んでまいります。

製品特長

1. 有人環境でも照射が可能、空間・物体表面を除菌

波長222nmをピークに持つエキシマランプに特殊な光学フィルタを組み合わせることで、人体に危険な230nm以上の波長をカットした、222nm紫外線ウイルス不活化・殺菌技術「Care222®」を搭載した新しい紫外線照射装置です。紫外線本来のウイルス抑制・除菌能力を保持し、従来の254nmの殺菌ランプでは実現できなかった有人環境での照射が可能です。

2. 選べる点灯モード、センサーによるセーフティ機能を搭載

有人環境下で照射するモードと内蔵人感センサーを使用し、無人環境下のみで照射するモードを選択できます。有人環境下で紫外線を照射できる時間、限度値(TLV)はACGIHに定められており、そのガイドラインに沿って、点灯、消灯を繰り返して照射量をコントロールしており、照射物までの距離に応じてモードを選択することできます。

また、近接センサーを内蔵しており、自動的に消灯する安全機能も備えています。

※ アメリカ合衆国産業衛生専門官会議

製品の説明画像
器具画像

3. ユニバーサル機構により狙って除菌が可能

器具画像

Care222® i-シリーズ ベーシックタイプ
取付冶具との組み合わせにより、首振り角度や水平回転角度を自由に設定可能。

UVee(ユービー)ユニバーサルダウンライトタイプ
埋込タイプで圧迫感がなく、首振り角度45°、水平回転角度340°に調整可能。照射範囲の自由度を高めます。

製品の説明画像

製品仕様

発売元 ウシオ電機株式会社 東芝ライテック株式会社
製品名 Care222® i-シリーズ ベーシックタイプ UVee(ユービー)ユニバーサルダウンライトタイプ
外観 器具画像 器具画像
入力電圧 DC24V(ACアダプタ附属) AC100〜240V(電源端子台付)
消費電力 15W 20W
重さ 1kg 2.5kg
ランプ公称寿命 3,000時間 3,000時間

ウシオ電機株式会社(本社:東京都、東証6925)

1964年設立。紫外から可視、赤外域にわたるランプやレーザ、LEDなどの各種光源および、それらを組み込んだ光学・映像装置を製造販売しています。半導体、フラットパネルディスプレイ、電子部品製造などのエレクトロニクス分野や、デジタルプロジェクタや照明などのビジュアルイメージング分野で高シェア製品を数多く有しており、近年は医療や環境などのライフサイエンス分野にも事業展開しています。

東芝ライテック株式会社(本社:神奈川県)

1890年に白熱電球を日本で初めて実用化した東芝の照明事業は、創業130周年を迎えました。現在では、さまざまな施設の照明器具や、舞台・スタジオ照明システム、空港灯火システム、車載光源、紫外線光源およびそれらを組み込んだ光学装置、赤外線ヒーターなど、あかり・ひかりにかかわる製品を広く製造販売しています。近年では、カメラ付きLED「ViewLED」を発売するなど、照明のあらたな価値の提案に注力しています。

ご参考資料

東芝ライテックで販売するCare222®を搭載した紫外線照射器は、「UVee(ユービー)」となります。本製品は、施設リノベーションEXPO(2020年12月2日〜4日)にて展示します。

照射範囲

照射範囲の説明図

ランプ寿命交換

・UVeeは、ランプ寿命後に光源部分を交換することで継続的な使用が可能です。

・設置業者もしくは東芝ライテック営業担当窓口までお問合せ下さい。

ご注意

注意内容

有人環境下で使用できる、新しいウイルス不活化・殺菌技術「Care222®

Care222®は、人や動物の皮膚や目にやさしい光源でありながら、紫外線本来のウイルス抑制・除菌能力保持した新しい紫外線光源です。従来の254nmの殺菌ランプでは実現できなかった有人環境での照射が可能です。

従来、紫外線によるウイルス不活化や殺菌には、波長254nmの紫外線が用いられてきましたが、皮膚傷害などが発生するリスクが高く、人体への直接照射は避けられてきました。

それに対し、ウシオが開発した「Care222®」は、自社のエキシマランプ※に特殊な光学フィルタを組み合わせることで人体に影響が少ない200〜230nm紫外線のみを照射。これにより、有人環境下においてウイルスや細菌の付着が疑われる環境表面(建材や器具、衣服など)や空間に直接照射してのウイルス抑制・除菌を可能にしました。

注意内容

※ エキシマランプ(水銀を含有しないエキシマ発光による紫外線ランプで、ウシオは222nmを主波長とする単色紫外線光源を使用)と特殊な光学バンドパスフィルタを組み合わせ、人に優しい紫外線波長域(200nm-230nm)のみを照射します。なお、本技術は米国コロンビア大学(所在地 : 米国ニューヨーク市)にて2012年に特許化され、ウシオは全世界における独占実施権を有しています。

Care222®のウイルス不活化・殺菌効果

Care222Rのウイルス不活化・殺菌効果の表

Care222®は、ウシオ電機株式会社の子会社であるUshio America, Inc.の登録商標です。

報道機関からのお問い合わせ

ウシオ電機株式会社

コーポレートコミュニケーション課
TEL 03-5657-1017 / FAX 03-5657-1020 / E-mail contact@ushio.co.jp

製品に関するお問い合わせ

ウシオ電機株式会社

光源事業部 営業部門 第五営業部
TEL 03-5657-1016 / E-mail science-shinki@ushio.co.jp

報道機関からのお問い合わせ

東芝ライテック株式会社

経営企画部
TEL 044-331-7518 / FAX 044-548-9610

製品に関するお問い合わせ

東芝ライテック株式会社

照明電材事業部 商品第一部 施設屋内商品第一担当
E-mail TLT-Info-UV-Lighting@ml.toshiba.co.jp

○ 東芝ライテック株式会社

代表者 取締役社長 平岡 敏行
本社 神奈川県横須賀市船越町一丁目201番1
TEL:046-862-2000(代表)
URL:https://www.tlt.co.jp/

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