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定置式家庭用蓄電システム「eneGoon(エネグーン)」新モデルの販売について

2016年4月14日

写真:パワーコンディショナ

パワーコンディショナ

写真:DC/DCコンバータ

DC/DCコンバータ

写真:蓄電池本体

蓄電池本体

東芝ライテック株式会社は、定置式家庭用蓄電システム「eneGoon(エネグーン)」の新製品として、太陽光発電と直流連携できる複合型パワーコンディショナを採用した「ハイブリッド5.0kWh」タイプを7月から販売します。

東日本大震災以後、従来の需要ピークに応じた電力供給システムに代わり、需要をピークカット・ピークシフトさせるとともに、再生可能エネルギーを有効活用しCO2を低減させる高度なエネルギーマネージメントシテムの構築を図る政策が進められています。

その際、蓄電システムは重要な構成要素となりますが、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)注1においては、太陽光発電、省エネ機器と蓄電システムを統合制御することが求められています。また、2019年以降、FIT制度注2の固定買い取り期間が終了する需要家の太陽光発電を継続して有効に活用することや、ネガワット注3取引市場でのアグリゲータ注4によるVPP(バーチャル・パワー・プラント)注5の活用が期待されています。

このような市場背景の中で、蓄電システムには、①高度なエネルギーマネージメントシステムに対応できる蓄電システム、②充放電機能(高出力、充放電回数、寿命劣化)が優れた蓄電システム、③太陽光発電で創った電気を効率よく蓄電池へ貯め、電力の地産地消を促進するシステム、が求められています。

これらのニーズに応えるべく、太陽光発電と直流連携できる複合型パワーコンディショナを採用したハイブリッド5.0kWhタイプをラインアップします。また、スタンダードタイプについては、従来モデル注6から高容量化を図った7.4kWhタイプも5月からラインアップします。両タイプともに、東芝二次電池SCiB™を採用しており、長寿命・高出力・低温特性に優れ、高い安全性を実現しています。

注1  「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」とは、年間の一次消費エネルギー量の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅。

注2  「FIT制度」とは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及を図るため、それらによって発電された電気を、電力会社に一定期間、固定価格で買い取ることを義務づけた制度。

注3  「ネガワット」とは電力の使用量を抑制することによって得られた余剰電力を発電と同等とみなす考え方のこと。

注4  「アグリゲータ」とは需要家の電力需要を集約して効果的にエネルギーマネジメントサービスを提供する事業者などのこと。

注5  「VPP(バーチャル・パワー・プラント)」とは多数の小規模な発電所や、電力の需要抑制システムを一つの発電所とみなして統合制御を行うこと。

注6  従来機種ENG-6630A2-Nとの比較。

ハイブリッド5.0kWhタイプの主な特長

1. ハイブリッドパワーコンディショナ

蓄電池と太陽光発電のパワーコンディショナを1台に集約しています。発電した太陽光の電力を直流のまま貯めるので、少ないロスで効率的な充電が可能です。

2. エネルギーをかしこく使う

太陽光発電の電力は家庭内で使用し、余剰分を蓄電池に充電できます。昼間に貯めた電力は夕、夜に使用したり、夜間電力を充電し翌朝使用したりすることが可能です。停電時にテレビや照明、冷蔵庫など、緊急時に必要な電気機器が約9時間注7連続して使用できます。

注7  計440Wを約9時間連続して使用できます(照明100W、冷蔵庫160W、テレビ150W、パソコン他30W)。使用時間はENG-B5022C1-B1の場合の目安であり、蓄電残量や電気機器の使用状況などによって異なります。

3. 室内設置可能な蓄電池ユニット

パワーコンディショナと蓄電池部を分離したことにより、棚下等に設置可能な蓄電池サイズを実現し、都市部など住宅が密集してスペースが限られている場所でも設置しやすくしています。また、安全性を重視したエンクロージャー構造注8を採用しています。

注8  エンクロージャー構造はリチウムイオン電池モジュールに1.6oの鋼鈑でバリアを設けており、容易に壊すことができない構造です。

4. その他の特徴注9

(1) 太陽光発電と連携した充放電回数の多い場合でも劣化が少なく長寿命(15,000回の充放電時でも80%以上の容量維持)注10

(2) 広い実効SOC(充電状態)レンジ(0〜100%の充放電が可能)。

(3) 東芝HEMSと連動することにより、家全体のエネルギーマネージメントが可能。

注9  当社測定データであり保証値を表すものではありません。お客様の使用環境により性能は異なります。

注10   試験条件:電池に過酷な3C(定格容量の3倍の電流)での充放電サイクル(環境条件25℃)、20Ahセルのデータです。20Ahセルと23Ahセルは巻き数のみの違いです。

<システム全体構成>

システム構成図

※ 自立用分電盤の分岐ブレーカには、自立用コンセントまたは電気製品が接続されます。

主な仕様と価格

ハイブリッド5.0kWhタイプ製品仕様

<蓄電池仕様>

項目 仕様
形名 ENG-B5022C1-B1
電池種類 東芝二次電池SCiB™
蓄電池容量 5.0kWh
外形寸法 712×513×290mm
質量 約95kg
定格電圧 DC103.6V
充電時間 約3時間
設置環境 屋内設置
使用周囲温度 0〜40℃
使用周囲湿度 10〜95%RH(ただし結露なきこと)

<ハイブリッドパワーコンディショナ仕様>

項目 仕様
形名 ENG-B5048C1-P1 , ENG-B5048C2-P1
直流入出力 定格入力電圧 DC330V(PV)
最大入力電流 DC11A/1回路(PV)
運転可能電圧範囲 DC50〜450V(PV)
入力回路数 3回路(PV)・1回路(蓄電池)
交流出力 定格出力 4.8kW
定格電圧 AC202V
電力変換効率 96%
絶縁方式 非絶縁方式(トランスレス方式)
電気方式 連携運転時 単相2線式(単相3線式配電線に接続)
自立運転時 単相2線式
自立運転 定格出力 1.5kVA
定格電圧 AC101V
設置環境 屋外設置
使用周囲温度 -20〜50℃
使用周囲湿度 25〜95%RH(ただし結露なきこと)
外形寸法 650×222×493mm
質量 約29kg(取り付け板含む)
取り付け方法 壁掛け方式

<DC/DCコンバータ仕様>

項目 仕様
形名 ENG-B5022C1-D1
直流 入出力数 1入出力
入出力 定格出力 2.2kW
設置環境 屋外設置
使用周囲温度 -20〜50℃
使用周囲湿度 25〜95%RH(ただし結露なきこと)
外形寸法 420×222×493mm
質量 約16kg(取り付け板含む)
取り付け方法 壁掛け方式

<ハイブリッド蓄電池システム希望小売価格(税別)>注11

2,653,000円

注11   計測操作ユニット、コントローラー、分電盤、機器間接続用ケーブル類など含む代表的なシステム価格

スタンダード7.4kWhタイプ製品仕様

項目 仕様
形名 ENG-B7430A4-N1
蓄電池部 電池種類 東芝二次電池SCiB™
蓄電池容量 7.4kWh
充電時間 通常充電時:約5時間 急速充電時:約3時間
入力 定格電圧 通常時:単相三線式200V 停電時:単相二線式100V
周波数 50/60Hz
出力 定格電圧 通常時:単相二線式200V 停電時:単相二線式100V
定格電力 通常時:3.0kVA 停電時:2.0kVA
周波数 50/60Hz
使用条件 設置場所 屋外
使用周囲温度 -20℃〜40℃
使用周囲湿度 10〜95%RH(結露なきこと)
本体構造 外形寸法 780×300×1025mm
質量 142kg

<スタンダード蓄電池システム希望小売価格(税別)>注12

3,079,600円

注12   コントローラー、分電盤、機器間接続用ケーブル類など含む代表的なシステム価格

お客様からのお問い合わせ

東芝ライテック株式会社

住空間照明機器事業部 電材システム販売企画部 EMS販売企画担当
TEL 044-331-0759 / FAX 044-548-9604

○ 東芝ライテック株式会社

代表者 取締役社長 揖斐 洋一
本社 神奈川県横須賀市船越町一丁目201番1
TEL:046-862-2000(代表)
URL:https://www.tlt.co.jp/

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