受賞実績
天台宗東北大本山関山中尊寺殿と東芝グループにより共同で実施した中尊寺金色堂 照明改修プロジェクトが、一般社団法人照明学会の日本照明賞を受賞しました。
受賞表彰名:第31回(2012)日本照明賞
受賞対象 :「中尊寺金色堂 照明改修プロジェクト −世界遺産 維持・継承の試み−」
受賞業績期間:2012年4月〜2012年9月
受賞者(※):
□ 企画・計画チーム
天台宗東北大本山関山中尊寺
株式会社東芝
東芝ライテック株式会社
□ 照明設計チーム
松下進建築・照明設計室
東芝ライテック株式会社
□ 照明器具製作・施工チーム
東芝ライテック株式会社
東芝エルティーエンジニアリング株式会社
※ 受賞者の個人氏名は省略いたします
日本照明賞について
日本の科学、技術、産業、芸術、文化の水準を高め、世界に誇りうる優れた業績を顕彰するものです。
中尊寺金色堂 照明改修プロジェクトでは、世界遺産であり、国宝建造物第一号でもある中尊寺金色堂を東日本大震災復興の象徴として位置づけ、金色堂の本質的な魅力を引き出し、拝観者が自然に向き合うことができ、美しさを堪能できる光環境の構築および人類の大切な文化遺産を維持・継承していくことを最上位コンセプトとして実施されました。
また、照明器具は本施設用に検討した特別仕様のLED照明器具を採用し、現代の最高水準の光環境の創造と低電力化の実現の両立および電力の供給が可能な太陽光発電システムを併設することによる低炭素化社会への啓蒙活動を実施しました。
照明デザイン
照明デザインにおいては、金色堂の存在意義に目を向け、華美で表面的な演出にならないように気をつけることで、拝観者が金色堂の持つ本来の美しさを自然に感じることができる光環境を創出しました。LED照明化により、改修前の蛍光灯主体の平坦な照明に比較して約40%程度の省エネルギー化が図られています。