東芝ライテックグループは、全社員の環境に対する意識の向上及び全社及び拠点環境担当者の環境に関する力量の向上を目的に次の環境教育を行い、環境人財の育成に努めています。
種類 | 教育科目 | 概要 |
---|---|---|
一般教育 | 全社環境教育 e-ラーニング |
年に一度、地球環境問題、取り巻く状況の変化等、当社の取り組みについて学習し、社員一人一人が、地球環境保全に対する意識を高め自ら行動することを目的とした教育 |
新入社員向け 環境教育 |
入社研修時に、環境に対する意識向上を目的に実施される環境教育 | |
技術者向け 環境教育 |
入社年度に合わせて、製品の企画、開発その他の業務に必要な詳細知識を学習し、環境調和型製品の企画、開発を目的とした教育 | |
専門教育 | ISO14001 内部監査員教育 (外部教育) |
ISO14001内部監査員の養成を目的とした教育 |
ISO14001 内部監査員教育 (内部教育) |
事業活動における環境に著しい影響を及ぼす業務に従事する従業員を対象とした教育(例:廃棄物担当者教育) |
1999年度から東芝環境会計制度に従い、環境保全に対するコストと効果を集計しています。投資の分類、算出基準は環境省ガイドライン2005年版に準拠し、効果は環境負荷低減の内容を金額ベースで算出しています。
環境保全コスト(2023年度実績)
分類 | 内容 | 投資額(百万円) | 費用額(百万円) |
---|---|---|---|
事業エリア内コスト | 環境負荷の低減 | 2 | 22 |
上・下流コスト | グリーン調達、リサイクルなど | 59 | 31 |
管理活動コスト | 環境教育、EMS維持、工場緑化など | 11 | 5 |
研究開発コスト | 環境調和型製品開発など | 19 | 1,088 |
社会活動コスト | 地域環境支援、寄付など | 0.03 | 0.05 |
環境損傷コスト | 土壌汚染修復など | 0 | 0 |
金額小計 | 90 | 1,146 | |
金額合計 | 1,237 |
環境保全効果(2023年度実績)
分類 | 内容 | 環境負荷低減量 | 金額効果(百万円) | |
---|---|---|---|---|
実質効果 | 電気使用、廃棄物処理、リサイクルなどにかかる料金の削減効果 | エネルギー | 203.5(TJ) | 475 |
廃棄物 | 532(トン) | 79 | ||
用水 | 64,972(m3) | 6 | ||
金額効果小計 | 560 | |||
みなし効果 | 環境負荷の削減量を金額換算したもの | 化学物質排出削減量 | 640(kg) | 39 |
顧客効果 | 製品使用段階での環境負荷低減効果を金額換算したもの(消費電力削減量など) | 19,840 | ||
リスク回避効果 | 投資後の環境リスク減少額を算出したもの | 0 | ||
金額効果合計 | 20,438 |
各製造拠点で社会貢献活動に取り組んでいます。ここでは、その取り組み事例を紹介します。
環境月間、3R月間、省エネ月間の推進に合わせ環境啓発活動を行っています。また、2023年12月に工場周辺の清掃、ペットボトルキャップ回収を継続活動として実施しました。(継続10年以上)
環境月間の環境啓発活動
工場周辺の清掃
工場周辺の清掃
ペットボトル回収
環境月間、3R月間、省エネ月間の推進に合わせ環境啓発活動を行っています。また、2023年12月には事業所周辺の清掃活動を継続活動として実施しました。(継続20年)
省エネ月間の啓発活動
事業所周辺の清掃活動
事業所周辺の清掃活動
事業所周辺の清掃活動
環境月間、3R月間、省エネ月間の推進に合わせ環境啓発活動を行っています。また、2023年12月に工場周辺の清掃活動を継続活動として毎年実施しています。(継続11年)
3R月間の環境啓発活動
工場周辺の清掃活動
工場周辺の清掃活動
工場周辺の清掃活動
毎年定期的に、従業員による工場周辺の清掃活動を実施しております。
工場周辺の清掃活動
工場周辺の清掃活動
工場周辺の清掃活動
今治市大西町品部川河口付近には、砂浜固有の生態系が育まれています。地元の小学生を対象に、品部川河口付近の生きものの観察会を開催することで、生物多様性に関する興味を高め、自然やふるさとを大切に思う心を育てます。(継続5年)
県の特定希少野生動植物に指定されているナミキソウが自生する唐子浜には、砂浜固有の生態系が育まれています。地元の小学生を対象に、唐子浜の植物や生きものの観察会を開催することで、生物多様性に関する興味を高め、自然やふるさとを大切に思う心を育てます。(継続6年)
エコジンとは、「エコロジー+人」「エコロジー+マガジン」のことであり、環境のことを考える人が一人でも多くなることを目指す、環境省発信のエコ・マガジンです。
宇和島分工場では愛媛県:絶滅危惧ⅠB類サギソウの自生地にて開花時、環境教育として御槙小学生と植物や生物について体験や調査を行い、身近な郷土について環境学習する支援活動を行っています。
児童に観察会を説明している従業員
拠点名 | 住所 |
---|---|
東芝ライテック株式会社 鹿沼工場 | 栃木県鹿沼市さつき町1-1 |
東芝ライテック株式会社 今治事業所 | 愛媛県今治市旭町5-2-1 |
東芝ライテック株式会社 宇和島分工場 | 愛媛県宇和島市津島町岩渕甲751 |
東芝ライテック・コンポーネンツ・タイ社 | Bangkadi Industrial Park, 144 Moo 5, Tivanon Road, Amphur Muang, Pathumthani 12000, Thailand |
![]() 環境保全責任者 菅野 哲也 世界遺産にも登録されている栃木県日光市の南方に位置し自然豊かな中で事業を展開。LED照明を主体とした部品加工と器具組立ての一貫生産を行っています。2022年9月より鹿沼分工場を統合し新たなメンバーを加え、環境調和型製品創出による環境負荷低減。また、地域社会との協調に従業員全員で取り組んで参ります。 |
主要製品(一般照明)
|
![]() 環境保全責任者 宇高 裕幸 瀬戸内海を結ぶ「しまなみ海道」の起点となる今治市で、車載用光源、産業用光源を製造しています。事業活動における環境負荷低減活動、環境調和型製品の創出を推進しています。また、地域と連携し生物多様性保全活動や環境保護活動を行い、「自然共生サイト」を次世代に繋げる活動に取り組んで参ります。 |
主要製品(車載用光源、産業用光源)
|
![]() 環境保全責任者 山田 裕司 四国西南部の宇和島市で自動車用小型ランプを製造しています。事業活動における環境活動を第8次環境アクションプランに基づき、温室効果ガス削減、廃棄物排出削減、化学物質排出削減を推進しています。また、地域と連携した奉仕活動や愛媛県絶滅危惧種の保護活動、近隣中学生の工場実習受入等を通して社会貢献に取り組んで参ります。 |
主要製品(車載用光源)
|
![]() 環境保全責任者 田窪 修二 バンコク郊外のバンガディ工業団地で、OA用、産業用ヒーター、車載用LEDモジュールを製造しています。事業活動による環境への影響を認識し、環境負荷の低減に取り組むことで、持続可能な社会の発展に貢献しています。 |
主要製品(車載用光源、産業用光源)
|
2018年度より、「商店街や店舗、公園、桜並木のライトアップによって照明が地域・環境に及ぼす影響等」について研究している東京都市大学建築学科小林茂雄教授の研究室への定期訪問、技術サポートを実施しています。
小林研究室は、都立大学駅周辺の商店街「富志美会」の皆様と毎年連携し、東急東横線都立大学駅に隣接する呑川本流緑道桜並木でライトアップを実施しています。来場者からは、「ライトアップにより桜並木が幻想的で華やかな空間となった」、「光の揺らぎが心地良かった」と好評でした。
2023年度、継続して呑川本流緑道桜並木でライトアップを実施し、学生の熱意、効果的な桜のライトアップ演出技術に対し、LED照明器具の技術開発の発展と普及に貢献したとして、2024年照明施設賞 東京支部審査委員特別賞を受賞しました。
学生への授業の様子
学生サポートの様子
桜のライトアップの様子