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今までにない「光の表情」を追及。
光を楽しむLEDシーリングライト「キラキラ」がこだわった、
LEDならではのデザインとは。
省エネや環境性能の高さからLED照明への社会的なニーズは非常に高まっている一方で、住環境やインテリアに高いこだわりを持ち、積極的に楽しむ人々が増えている。そんな中、照明器具も「あかるければいい」という時代から、ライフシーンを演出する重要なモチーフとしての新しい価値が望まれてきている。
LEDシーリングライト「キラキラ」はそういった新しいニーズに応えるため、最新のLED技術と情緒的なあかりの価値を融合させるチャレンジだった。
蛍光灯などの従来光源器具から置き換えても違和感のない安心感ある「実用的な明るさと機能・シンプルな形状」を基本コンセプトとして、一方でLEDならではの「光の表情のデザイン」を追求しました。
デザイン部では「LEDならではのデザイン」を「カタチと光」の両面から追求した先行開発に取り組んでいます。
ミラノ・サローネ2009へ出展したデザインプロトタイプ
ミラノ・サローネ2009 出典風景
特に「星をイメージしたイルミネーション」や「ジュエリーのクリスタル感をモチーフにした光」などの「光の表情」のデザインを織り込んだLED照明の先行デザインプロトタイプを作成し、世界最大規模のデザイン展示会「ミラノ・サロ―ネ2009」に出展して真価を問うなど、新しいデザイン要素を地道に探究する活動を行っています。本商品開発ではその「光の表情」のデザイン要素を活かすことができました。
特にこういった機能以外の「情緒的」な要素の強い商品は、様々な面から実際の商品化には至りにくいという側面がありますが、本商品については事業部関係者の「商品化」への想いも非常に強く、開発を推進する大きな原動力となりました。
実際の商品化の過程においては、コストや生産性等のハードルが高く、最終的にシンプルな構造にまとめるために、企画・設計・製造部門など関係者が一丸となり試作による検証をくり返しました。その結果、独自のクリアドットパターン処理をアクリルセードに施し、LED素子とセードの位置やレイアウト等を最適にチューニングすることで、従来光源では出来なかったキラキラと煌めくLEDならではの光の表情の創出に繋げることができたと思います。
「星空」や「夜景」「ジュエリー」などを連想させるキラキラと煌めく光の表情は、人の動きや見る角度の変化にインタラクティブに呼応し、情緒豊かに、さりげなく華やかに人や空間を彩ります。一方で器具のカタチそのものはシンプルなデザインにまとめることで、リビングから寝室まで幅広い空間に対応できるものとなっています。
今後の商品展開ですが、新世代の住宅用LED照明として「明るさ」や「効率」などの基本性能をさらに向上させたうえで、人の気持ちに寄り添う情緒的な「あかり」としての在り方を追求し、空間の「趣・おもむき」や「風情」といったそこに住まう人に語りかけるような、新しいあかりの価値の創出に取り組んで行きたいと思います。
(2012年12月3日公開)
※ 本ページに掲載されている情報(商品仕様やサービスの内容、組織名称など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。