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ハロゲンランプとは、ガラス管内に窒素やアルゴンなどの不活性ガスとともに微量のハロゲン化物(ヨウ素、臭素、塩素、フッ素)を封入した白熱電球です。
白熱電球は、点灯中に高温のフィラメントからタングステンが蒸発し、ガラス管の内壁に付着して黒ずみ(黒化現象)を増してきて、ランプ点灯中徐々にその光量が低下してきます。
ハロゲンランプは、蒸発タングステンとハロゲン物質との間の熱化学的な循環反応−ハロゲンサイクル−を使用して、このような黒化現象の発生を防ぐランプです。
同一消費電力の一般電球と比べたら、その体積は約1/200になります。このため灯具も小型・軽量化できます。また反射鏡体との組み合わせでは、集光制御が容易になります。
一般電球に比べて長寿命です。また寿命を同じにすれば、その分フィラメント温度を高めて効率を上げることができます。
ハロゲンサイクルの働きで黒化の発生を防ぎます。従ってランプの初期の明るさ・色温度が寿命時間中ほとんど変化しません。
● 複写機/複合機、プリンターの定着ヒーター用熱源。
定格電圧(V)に対する消費電力(W)、電流(A)、全光束(lm)、効率(lm/W)を初特性といい、次の関係にあります。
● 消費電力(W)=電圧(V)×電流(A)
● 効率(lm/W)=全光束(lm)÷消費電力(W)
電球の放射は温度だけで決まる連続スペクトルで、その分光分布はプランクの放射則を用いて簡単に近似計算できます。
東芝ライテック
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