※生産完了品の形名、画像が含まれております。
くつろぎや団らんの場としてだけでなく、テレビを見たり、音楽を聴いたり、お茶を楽しんだり、時にはゲストをもてなしたり−。多目的に使われる空間であるため、雰囲気づくりが大切です。
心地よいあかりは自然の光と切り離せません。
お部屋の中の補助光も自然光の色合いとともに変化させると混光しやすく、また快適なあかりをつくれます。
明るくさわやかなあかりで、スッキリとした目覚めを促します。朝、光を浴びることは夜の入眠にも役立ちます。
自然光(ここでは太陽光)は色が変化します。外光の届きにくい奥のスペースは、日中は白い光になる自然光に合わせ、昼白色の光を補います。
一日の疲れをいやす楽しい時間の演出のために明るくします。あたたかみのある電球色で夜らしさを演出します。
ゆっくりと包み込むようなあかりをつくります。電球色を少しおさえめで、くつろげる休息のシーンに仕上げます。
朝はさわやかに目覚めるための昼白色、日中は活動しやすい昼光色、夜はゆっくりくつろげる電球色というように使い分けが可能です。
空間の明るさは単純に手元や作業面の照度だけではありません。
住宅の場合、空間を明るく感じられることがとても重要です。
そのためにはどこに光があたっているか、また光色などが大切な要素になってきます。
LEDシーリングは明るさだけでなく、光の色を変更できるものも多くラインナップされています。
間接光で広がりを出しているものもあります。
間接光が追加されることで天井面が明るくなり、明るい空間が印象づけられます。
【使用器具:LEDH82012Y-LC 】
ひろがりモードで間接光が横方向に出ています。
目に入ってくる面に光をあてることにより、下面だけよりも明るく感じます。
下面方向100%点灯(昼白色)で自然な光の色になっています。
50%点灯(昼光色)ですっきりとした光色になります。日中や作業時に適した光色です。青みがかった光は電球色よりも明るく感じます。
50%点灯(電球色)でやわらかなあかりをつくります。
くつろぐ時間などに適した光色です。
照明器具の素材や形によってまわりへの光の広がり方もまったく違ってきます。器具を選ぶ際には点灯した時にどのような光になるかがとても大切な要素です。下の左右の写真は同じランプを違うタイプの器具に搭載しています。
光が透過する素材の場合、器具から光が広がっていきます。天井面にも光が広がり、明るさ感が増します。
器具の周辺だけでなく、天井面や壁面にも光が広がり、より明るい感じのする空間となります。とくに壁面が近い位置にある場合にはより効果があがります。
光を透過しない素材の場合、周囲に光は広がらず、テーブル面にあかりが集中します。影が出て光があたっている物に奥行が出ます。
空間全体よりもテーブル面を際立たせるあかりとなります。周囲の壁面や天井とテーブル面の明るさが大きく異なり、強いコントラストがうまれます。
リビングやダイニングからの延長線に庭やデッキ、バルコニーがある場合、屋外部分も明るくできるように計画しておきます。
部屋の中の照度を少し落として外を明るくすると、屋外の空間までひとつづきのようになり、空間の広がりを楽しめます。
ダウンライトの場合、配光角度によってひろがりが異なり、印象が違ってきます。広角は広い範囲をソフトに照射します。中角は目的のある演出効果として使用する場合に効果的です。
壁面に近い場合、鉛直面の照度が高くなります。
広がりが感じられる効果があり空間が明るい印象になります。
※ 施設例写真はイメージです。実際とは異なります。
昼白色/広角100度
電球色/広角100度
中角の場合、直下の照度があがります。壁面から離れた配灯でも床面の照度があがることにより明るさが感じられます。
器具直下を明るくすると、周囲の明るさとのコントラストが強くなります。
※ 施設例写真はイメージです。実際とは異なります。
昼白色/中角40度
電球色/中角40度
ダウンライトを壁に近い位置に配灯し、シーリングと組み合わせた例です。目に入りやすい壁面を明るくします。明るくする壁面はテレビの背面や出入り口の正面など、日常生活の中で自然に目に入りやすい部分が効果的です。主照明にうまく組み合わせ、少ない消費電力で明るく感じるようにすることも可能です。
ダウンライトが点灯しているか消灯しているかにより、大きく雰囲気が変わります。
とくに広いリビングの場合は、奥の壁面に対して配灯すると効果的です。
高い天井や吹抜の場合、より高さを感じられるよう壁面に光をあて、縦方向を強調すると演出効果があがります。
その場合、壁面の高さや幅によって広角・中角を使い分けます。
斜め天井のように特徴的な天井の場合、下方向だけでなく上方向もスポットなどで照射します。
天井に反射した光で床面も広い範囲で明るくなります。
また、スポットを使用してもまぶしさを気にすることなく使えます。