※生産完了品の形名、画像が含まれております。
くつろぎや団らんの場としてだけでなく、テレビを見たり、音楽を聴いたり、お茶を楽しんだり、時にはゲストをもてなしたり−。多目的に使われる空間であるため、雰囲気づくりが大切です。
心地よいあかりは自然の光と切り離せません。
お部屋の中の補助光も自然光の色合いとともに変化させると混光しやすく、また快適なあかりをつくれます。
明るくさわやかなあかりで、スッキリとした目覚めを促します。朝、光を浴びることは夜の入眠にも役立ちます。
自然光(ここでは太陽光)は色が変化します。外光の届きにくい奥のスペースは、日中は白い光になる自然光に合わせ、昼白色の光を補います。
一日の疲れをいやす楽しい時間の演出のために明るくします。あたたかみのある電球色で夜らしさを演出します。
ゆっくりと包み込むようなあかりをつくります。電球色を少しおさえめで、くつろげる休息のシーンに仕上げます。
朝はさわやかに目覚めるための昼白色、日中は活動しやすい昼光色、夜はゆっくりくつろげる電球色というように使い分けが可能です。
照明器具の素材や形によってまわりへの光の広がり方もまったく違ってきます。器具を選ぶ際には点灯した時にどのような光になるかがとても大切な要素です。下の左右の写真は同じランプを違うタイプの器具に搭載しています。
光が透過する素材の場合、器具から光が広がっていきます。天井面にも光が広がり、明るさ感が増します。
器具の周辺だけでなく、天井面や壁面にも光が広がり、より明るい感じのする空間となります。とくに壁面が近い位置にある場合にはより効果があがります。
光を透過しない素材の場合、周囲に光は広がらず、テーブル面にあかりが集中します。影が出て光があたっている物に奥行が出ます。
空間全体よりもテーブル面を際立たせるあかりとなります。周囲の壁面や天井とテーブル面の明るさが大きく異なり、強いコントラストがうまれます。
リビングやダイニングからの延長線に庭やデッキ、バルコニーがある場合、屋外部分も明るくできるように計画しておきます。
部屋の中の照度を少し落として外を明るくすると、屋外の空間までひとつづきのようになり、空間の広がりを楽しめます。
ダウンライトの場合、配光角度によってひろがりが異なり、印象が違ってきます。広角は広い範囲をソフトに照射します。中角は目的のある演出効果として使用する場合に効果的です。
壁面に近い場合、鉛直面の照度が高くなります。
広がりが感じられる効果があり空間が明るい印象になります。
※ 施設例写真はイメージです。実際とは異なります。
昼白色/広角100度
電球色/広角100度
中角の場合、直下の照度があがります。壁面から離れた配灯でも床面の照度があがることにより明るさが感じられます。
器具直下を明るくすると、周囲の明るさとのコントラストが強くなります。
※ 施設例写真はイメージです。実際とは異なります。
昼白色/中角40度
電球色/中角40度
高い天井や吹抜の場合、より高さを感じられるよう壁面に光をあて、縦方向を強調すると演出効果があがります。
その場合、壁面の高さや幅によって広角・中角を使い分けます。
斜め天井のように特徴的な天井の場合、下方向だけでなく上方向もスポットなどで照射します。
天井に反射した光で床面も広い範囲で明るくなります。
また、スポットを使用してもまぶしさを気にすることなく使えます。