> 設計・提案支援 > 設計・提案支援ツール > Web版簡易照度計算・分布図作成ツール(光束法)
・ 等照度分布図の計算、描画に指定できる照明器具が10機種まで同時に指定できるようになりました。(2022.6.1)
・ 条件設定のCSVファイル形式での保存、読み込み機能をサポートしました。(2022.6.1)
・ 照度分布図を計算、描画するエリアを多角形で設定する“空間条件設定”機能を追加しました。(2020.9.16)
・ 指定した照明器具を、均等配置を含め、任意に配置する“器具配置”編集機能を追加しました。(2020.9.16)
・ 等照度分布図の出力形式として、DXF形式をサポートしました。(2019.1.7)
弊社照明器具に対して、室情報・条件の設定により、簡便に照度計算、等照度分布図を作成することができるWeb版アプリケーションです。現在ご利用のブラウザでご利用いただけます。
本アプリケーションでは、弊社照明器具の形名(1機種〜10機種まで)を指定し、1室に対して必要設計照度値から必要照明器具台数の算出、またその逆に照明器具台数から照度値を算出できます。さらに、その照度計算結果から照明器具を均等配置し、等照度分布図を作成することができます。
等照度分布図はPDF、または画像、DXFとして出力可能ですので、目的に応じて保存・印刷、活用することができます。
新・Web版簡易照度計算・お使いのブラウザ上で上記リンクボタンをクリックするか、以下アドレスを指定(クリック)し、「Web版簡易照度計算・分布図作成ツール」を呼び出します。
照度計算対象となる弊社照明器具の形名(1機種〜10機種まで)を指定し、設定条件として空間設定(室情報)や天井・壁・床の反射率などの条件に対して所要照度値から必要照明器具台数の算出、またその逆に所要照明器具台数から照度値を算出できます。さらに、その照度計算結果から指定された照明器具(台数)を均等配置し、等照度分布図を作成することができます。
「Web版簡易照度計算・分布図作成ツール」:
https://saturn.tlt.co.jp/pdocs/illcald.html
照度計算の対象となる部屋の情報と使用する照明器具の形名を設定します。照明条件として、「空間設定(室情報)」の各寸法値、天井・壁・床の「反射率」を指定し、指定された照明器具の台数を基に器具を均等配置し、照度計算と共に分布図を描画します。照明器具の形名は、直接形名を入力指定するか、商品情報検索上で検索・選択して指定することができます。
『設定』画面表示例
A:「空間情報設定」ボタン
照度分布図を計算するエリアを設定します。「空間条件設定」をクリックすると『空間条件設定』ウィンドウが表示されます。
B:「器具配置設定」ボタン
「器具配置設定」ボタンをクリックすると、「器具を自動配置します」旨のウィンドウが表示されます。「実行する」をクリックすると『器具配置』ウィンドウが表示されます。複数機種・形名の照明器具が指定されている場合には、この『器具配置』ウィンドウを使用して、それぞれの照明器具の器具配置編集を行います。
C:「照度・台数を再計算」ボタン
「空間設定」各項目および「反射率」を再指定、変更した場合、「所要照度」「所要台数」の再計算が必要となります。「照度・台数を再計算」ボタンが有効になりますので、本ボタンをクリックし、再計算を実行してください。
『照明器具』画面表示例
D:「配置」ボタン
照明器具として形名を指定、配光読み込みを行った状態で、「配置」ボタンをクリックし、「この商品を配置しない」を選択することで、照明計算対象から指定した照明器具を除外することができます。改めて、照明計算対象とするには、「この商品を配置する」を選択してください。
E:「器具アイコン・サイズ設定画面を開く」ボタン
等照度分布図図面に描画される器具アイコンとその描画サイズ(器具サイズ)を指定します。初期状態では、本ボタンは無効となっています。器具アイコンサイズの指定が必要な場合のみ有効となりますので、本ボタンをクリックし、器具アイコンの種類を選択し、器具サイズを指定します。
F:「+器具追加」ボタン
複数機種・形名の照明器具を追加指定することができます。「No.1」を含め、「No.2」〜「No.10」までの10機種・形名まで追加が可能です。
照度計算対象の照明器具の形名のほか、器具に関連した照明条件を指定します。各設定項目は、以下を参考に、必要に応じて設定、変更してください。
器具 | 照度計算対象の弊社照明器具の形名を指定します。指定した形名に対し、配光データを「配光読込」ボタンで読み込みます。(照度計算には配光データの読み込みが必要です。) <照明器具形名の検索について> 照明器具形名を検索して指定する場合には、「形名検索」ボタンから商品情報検索を呼び出し、必要に応じて絞り込み機能などを活用して器具形名を検索、絞り込みます。選定した器具形名に対し、「簡易照度計算へ」ボタンをクリックすることで、器具形名欄に選択した形名がセットされます。 |
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ランプ | 指定した照明器具形名に対し、交換ランプがある場合には組み合わせるランプを一覧から選択指定してください。 |
全光束 | 指定された照明器具形名とランプの組み合わせるに対し、全光束が表示されます。 |
配光・備考 | 指定した照明器具の形名に対し、オプションなどの組み合わせを選択する必要がある場合に一覧から選択指定してください。 |
保守率 | 照明器具の保守率を指定します。必要に応じて変更してください。 |
照度計算の対象となる室(部屋)のサイズ、各面の反射率などの情報を指定します。各設定項目は、以下を参考に、必要に応じて設定、変更してください。
※室(部屋)のサイズ、反射率を変更した場合には、「所要照度」「所要台数」の再計算が必要となります。「照度・台数を再計算」ボタンが有効になりますので、本ボタンをクリックし、再計算を行ってください。
「空間設定」項目イメージ図
空間設定 | 間口(X) (m) 奥行(Y) (m) 室高さ(H) (m) |
矩形の室サイズを指定します。初期値として仮の室サイズが設定されていますので、照度計算対象の室情報を指定してください。 (矩形の室以外の指定、照度計算はサポートしていません。) |
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取付高さ(Z) (m) | 床から照明器具までの高さを指定します。初期設定では、天井面に照明器具が設置された状態、「室高さ」(床から天井面までの高さ)が設定されています。 | |
計算面高さ(h) (m) | 照度計算対象の水平面の高さを床からの高さで指定します。初期設定では、「0.8m」が設定されています。必要に応じて変更してください。 「計算面高さ」ボタンをクリックすると、「計算面高さ」画面が表示されます。照明適用場所毎の計算面高さの一覧(例)から選択して設定することもできます。 |
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反射率 | 天井 (%) 壁 (%) 床 (%) |
室内の天井面、壁面、床面の反射率を設定します。 「反射率例」ボタンをクリックすると、「反射率例」画面が表示されます。材質・仕上げによる「反射率例」が参照できるほか、「天井:壁:床」の反射率の組み合わせ例から選択して設定することもできます。 |
空間条件設定画面 部屋編集
G:キャンバス設定
キャンバス(部屋エリアを設定するための描画エリア)の設定をします。
ベースサイズ:キャンバスの大きさを変更します。
グリッド単位:キャンバスのグリッドの単位を設定します。
グリッド吸着:頂点や四角形、円形を設定する際に、グリッドに吸着させるかどうかを設定します。
最小移動単位:頂点や四角形、円形を選択して、カーソルキーで移動させる時の最小単位を設定します
H:部屋編集
頂点(◆)をクリックすると◆になり移動ができるようになります。◆をドラッグすると部屋エリアの形を変えることができます。数字が表示されている■をクリックすると、頂点(◆)を追加することができますので、複雑な部屋エリア形状を設定することもできます。◆になった頂点は、X:やY:に数値入力して設定することが可能です
空間条件設定画面 OFFエリア編集
I:OFFエリア設定
「OFFエリア設定」タブをクリックすると、部屋編集で設定したエリアにOFFエリア(柱や造物などで照度分布から除外したいエリア)を設定することができます。四角形または円形のOFFエリアを設定できます。
設定した箇所はグレーの塗りつぶしで表示されます。クリックすると青色に変わり、マウスで移動することが可能です。また、数値入力をすることも可能です。
J:高さ・反射率設定
室や計算面の高さ、反射率の設定を行います。
“照明条件”として、「所要照度」(設計照度)、「所要台数」(照明器具台数)を指定します。「所要照度」または「所要台数」を入力して、入力項目欄を移動すると、指定された照明器具関連情報、室情報を照明条件として、もう一方の値が光束法に基づいて算出されます。ここで指定した器具台数に基づいて、照度計算が行われ、等照度分布図が作成されます。
所要照度 & 所要台数 |
所要照度 所要台数 |
「所要照度」または「所要台数」を指定します。「所要照度」または「所要台数」を入力して、入力項目欄を移動すると、指定された照明器具関連情報、室情報を照明条件として、もう一方の所要値が光束法に基づいて算出されます。 (器具台数は均等配置を前提に算出されるため、指定した所要照度および所要器具台数から器具台数が再計算され、指定した値と異なる照度値、器具台数に置き換えられる場合があります。) |
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ジャンル タイプ |
「ジャンル」と「タイプ」を選択リストから選択指定すると、『JIS照明基準総則』に基づいた「所要照度」を呼び出し、設定することができます。 直接、「所要照度」または「所要台数」を指定する場合には、「ジャンル」や「タイプ」の指定は必要ありません。 |
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JIS照明基準総則 | 「所要照度」の設定の参考に、必要に応じて『JIS照明基準総則』を参照いただけます。 |
「器具配置」を「自動均等配置」または「手動均等配置」を選択して指定します。指定された「器具配置」に基いて、等照度分布図上に器具が均等に配置され描画されます。
器具配置 | 自動均等配置 | 「器具配置」を「自動均等配置」または「手動均等配置」を選択して指定します。初期設定では、「自動均等配置」が指定されています。 「自動均等配置」を指定すると、指定された「所要台数」から横・縦方向の器具台数を均等分割配置するように算出されます。 |
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手動均等配置 X(横)台数 Y(縦)台数 向き(横・縦) |
横・縦方向の器具台数や配置する器具の向きの指定(変更)が必要な場合には、「手動均等配置」を選択します。 「手動均等配置」を選択した場合には、横・縦方向の器具台数を指定します。設定した器具台数により、照度値は自動的に再計算されます。また、選択した照明器具に方向性がある場合、その照明器具の設置方向も選択指定してください。 |
器具設定画面 均等配置
K:均等配置
指定エリア内に照明器具を均等配置します。
自動配置:部屋サイズ(設定した部屋エリアをちょうど包含するサイズ)に自動的に均等配置します。この時、部屋エリアからはみ出したり、設定したOFFエリア内に含まれる照明器具は、自動的に配置から除外されます。「自動テスト」をクリックすると、はみ出したりOFFエリア内に含まれる照明器具が赤く表示されます。
パラメータ指定:横方向、縦方向の配置台数を設定し、任意に設定した範囲内に均等配置します。「テスト」をクリックすると、はみ出したり、OFFエリア内に含まれる照明器具が赤く表示されます。
器具設定画面 器具リスト
L:器具リスト
配置対象器具が表示されています。表示器具に対し、単体配置、均等配置、□配置、+字配置などの配置方法を選択します。既に配置されている器具を削除する場合は、「全て削除」をクリックします。
器具設定画面 選択器具操作
M:選択器具操作
器具アイコンを選択しても、「選択器具操作」タブに移動します。選択されている器具はオレンジ色で表示されます。選択されている器具は、削除したり、カーソルキーで移動したり、回転ボタンで回転させたりすることができます。
設定された照明計算条件に対し、照度計算結果として等照度分布図図面を描画します。描画される図面の図面枠内の各項目を指定し、記載することができます。また、出力する等照度分布図図面の出力形式として、PDF形式と画像形式(JPEG画像)、DXF形式での出力、出力図面の縮尺指定などの図面描画出力条件の選択、変更が行えます。
『図面設定』画面表示例
N:「等照度設定画面を開く」ボタン
等照度分布図で描画する等照度曲線の照度値を変更、指定する場合には、「等照度設定画面を開く」ボタンをクリックして「等照度曲線設定」画面を表示します。
等照度曲線の照度値は10曲線分を指定できます。「設定値」として「最大照度」と「最小照度」、および「STEP(照度間隔)」を指定して[照度値計算]ボタンをクリックすると、最大値と最小値の間を指定の照度間隔で算出され、「照度計算値」が指定できます。
「最大照度」と「最小照度」の設定は、「計算値」の「最大照度」と「最小照度」を参考に設定してください。
『等照度曲線設定』画面表示例
O:「照度分布図をPDF表示する」ボタン
P:「照度分布図を描画する」ボタン
等照度分布図図面の描画出力する「図面形式」の指定によってボタンの表記が変わります。各ボタンをクリックすることで、指定形式の図面が描画されます。
Q:「PDF出力」ボタン
R:「画像出力」ボタン
S:「DXF出力」ボタン
等照度分布図図面の描画出力する「図面形式」の指定によってボタンの表記が変わります。各ボタンをクリックして、指定形式の図面ファイルが保存されます。
T:「TX用データ出力」ボタン
指定された照明器具の形名、照明器具の設定や器具配置情報を含め、設定した情報や条件を、弊社がWindows版アプリケーションとしてご提供した「東芝照明設計ツールTX」用設定条件データとしてご利用いただけるデータを保存することができます。ご利用いただいている「東芝照明設計ツールTX」で、本アプリケーションでは指定できないような照明条件等を考慮した照明計算、等照度分布図を作成する場合にご活用ください。
U:「CSV出力」ボタン
V:「CSV読込」ボタン
指定された照明器具の形名、照明器具の設定や器具配置情報を含め、設定した情報や条件を、この「CSV出力」ボタンを選択してCSVファイルに保存することができます。保存したCSVファイルを「CSV読込」ボタンを選択して読み込むことで、再度、同一条件で照度計算、水平面等照度分布図の作成を行うことができます。
等照度分布図図面枠内に記載する各項目・図面情報を指定します。各項目の指定(入力)は任意です。記載の必要がない場合には、未指定(ブランク)のままでも図面は描画されます。
題目 副題目 担当者 図面番号 会社名 部署名 |
図面枠内に記載する各図面情報・項目を指定します。 (各項目の指定は任意です。) |
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描画する等照度分布図図面に対し、各種描画条件を指定できます。各設定項目は、以下を参考に、必要に応じて設定、変更してください。
計算範囲指定 | 「1m内側の平均照度を表示する」を選択すると、計算面の室隅の照度値を平均照度に算入しません。初期設定では、未選択状態に設定されています。 | |
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出力形式 | PDF出力 画像出力 DXF出力 |
描画出力する図面形式を指定します。「PDF出力」または「画像出力」、「DXF出力」を選択します。初期設定では、「PDF出力」が指定されています。「PDF出力」が選択された場合は、別ウィンドウで表示、描画されます。「画像出力」が選択された場合は、同一ページ下部にJPEG画像形式で描画されます。「DXF出力」が選択された場合は、DXFファイルが作成され、ダウンロード保存されます。 |
用紙サイズ | A4 A3 |
描画出力する図面の用紙サイズを「A4」または「A3」から選択します。初期設定では、「A4」が指定されています。 |
縮尺 | 描画出力する図面の縮尺サイズを指定します。初期設定では、縮尺値が未指定で、描画される縮尺は自動調整されます。 | |
用紙サイズ | あり なし |
描画出力する図面の図面枠の有無を指定します。初期設定では、「図面枠あり」に設定されています。「図面枠なし」を指定した場合、等照度分布図部分だけが描画されます。 |
指定された図面描画出力形式に応じて、PDFのほか画像、DXFとして等照度分布図図面が描画され、保存することができます。
「画像出力」が選択された場合、画面下部に等照度分布図図面が描画されます。描画表示された等照度分布図図面部分をクリックすると、拡大表示されます。拡大表示の解除は、左上の「閉じる」ボタンをクリックするか、「Escキー」を押してください。
図面出力画面表示例
各設定欄『設定』、『照明器具』、『図面設定』について、各設定欄のタイトル行を選択することで、個別に各設定欄の表示、非表示を切り替えることができます。
また、同様に本アプリケーションの概要説明についても、「説明を開く」/「説明を閉じる」のボタンを選択することで表示、非表示を切り替えることができます。
画面表示切り替え例
・ 本アプリケーションについて
本アプリケーションについて、弊社にて動作確認しているブラウザは、Windows版Internet Explorer 11、Windows版Chrome、Windows版Firefoxの各最新版、iOSのSafariです。ご利用のブラウザ、環境によっては動作しない場合があります。ご了承ください。