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照明制御なしで今や照明は語れない時代となりました。
オフィスや商業施設はもちろん、スポーツ施設や.屋外施設に至るまで環境やシーンに応じた照明制御が行われ、
先進国各国が大幅な省エネに取り組んでいます。
日本も大規模な震災を経験した今、まさに真の省エネについて学ぶべき時なのかもしれません。
そこで「Lighting tips -part 2-」の1作目は“省エネの新基準”と題して進化する照明制御システムを解説します。
照明設備において照明をON-OFFできる範囲は、「壁スイッチ」と「照明器具」をつなぐ配線によって決まっていました。
それが「2線式多重伝送システム」による照明制御の登場により、「壁スイッチ」と「照明回路」の間では自由な組合せが可能になりました。
さらに、「照明器具個別制御システム」の登場により、「壁スイッチ」と「照明器具(通信機能付照明器具)」の間ではそれぞれのニーズに合せた細やかなシステムアップができるようになりました。
あわせて、人感センサーや明るさセンサーとの自由な組合せが可能となり、照明制御は当たり前の時代となりました。
使用機器:調光用照明器具+あかりセンサー
ランプ初期の照度を抑えることで、省エネを図ります。
センサーによる、照度制御を行うため、日中は昼光を利用し、照明器具の明るさを抑えます。
夜間はあらかじめ設定した初期照度で点灯するため、必要以上に明るくなることはありません。
使用例:事務室、商業施設、外灯などの照明調光制御に使用します。
使用機器:調光用照明器具+フォトスイッチ(自動点滅器)
外光量によって照明のON-OFFを行います。
昼間[消灯]、夜間[点灯]の動作に限らず天候の変化により、暗くなった場合にも自動的に点灯します。
季節の変化においても、対応可能なため年間通して自動運用による省エネを図ることができます。
昼光利用を行うため、初期照度補正器具よりもさらに省エネを図ることができます。
使用例:事務室の窓際照明や、事務室内の照明のON-OFF範囲にあわせてセンサーを配置します。
事務室内、窓側・通路側照明調光制御
使用機器:調光用照明器具+あかりセンサー
あらかじめ設定した目標照度で、調光点灯することにより省エネを図ります。
目標照度はあかりセンサーの検知レベルにより維持され、「初期照度補正制御」同様に日中は昼光を利用し、照明器具の明るさを抑えます。
夜間は目標照度で点灯するため、必要以上に明るくなることはありません。
部屋の用途に合わせて目標照度を設定することで、さらにきめ細かい環境に合わせた省エネを図ることができます。
使用例:事務室の窓際照明や、事務室内の照明のON-OFF範囲にあわせてセンサーを配置します。
使用機器:調光用照明器具+あかりセンサー+人感センサー
あかりセンサーに人感検知機能がついています。
従来のON-OFFでは無く、人が居なくなった場所を減光(例25%点灯)させることにより、明る過ぎる事無く、省エネを図る事が可能になります。
あかりセンサーとしては、「初期照度補正制御」や「適正照度制御」を実行しつつ人感センサー制御が可能となります。合わせて目標照度を設定することで、さらにきめ細かい環境に合わせた省エネを図ることができます。
使用例:事務室の窓際照明やトイレ、事務室内の照明のON-OFF範囲にあわせてセンサーを配置します。
あかりセンサーと照明器具を組み合わせ、自動調光制御することにより、明る過ぎを抑えた適正な明るさで省エネをはかります。
適正照度制御や人感センサー、タイムスケジュール制御を用いて快適で利便性のある空間を作ります。
照明空間の使用用途と状況に応じて自由なレイアウト変更や明るさ制御が可能。
配線設計・施工が容易でらくらく設計・施工の実現
照明センター 装置やパソコンなどで一括した設備管理の向上を図る事が出来ます。
他設備(中央監視や空調、セキュリティー)と連動制御する事で設備を効率良く運用する事が出来ます。
照明制御システムには、機器単体で完結する小規模なものから複数のシステムを組み合わせた大規模なシステムがあります。 こういった機器を建物の規模だけで使い分けるのではなく、使用場所、運用方法によって、複数のシステムを組み合わせて使用できます。
照明制御を行うための設備として下記のようなシステムがあります。
センサー本体と、調光用照明器具で構成される非常にシンプルな制御システムです。
既存の照明器具をリニューアルする場合に、あわせて設置する事で、省エネ効果を得ることができます。
もっとも進んだ照明制御システムです。
照明器具には専用の、「通信機能付照明器具」を使用し、システム内に接続されている壁スイッチや、センサー類からの制御は、パソコンからの設定により、自由に変更が可能です。
事務室内のレイアウト変更にも柔軟な対応が可能になります。
2線式多重伝送信号による制御システムとなっております。
超高層のオフィスビルからアリーナ照明など、大規模な施設の照明を一括管理する事を可能にするシステムとなります。
調光センサー等も接続可能なため、他のシステム同様に省エネを図ることが可能です。
照明器具個別制御システム T/Flecs(ティーフレックス)の場合
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きめ細やかなスイッチの点灯区分、調光エリアを変更できるため、省エネすべきところは思い切った省エネ運転ができます。
適正な明るさで省エネ運転します。
○初期照度補正制御…明るさセンサーにより設置当初の余分な明るさをカット。
○昼光利用制御…さらに外光利用により窓際の明るさを抑えて省エネ。
人感センサーにより、ON/OFFまたは調光制御します。
スケジュールによる自動制御を行います。