2017年8月に「水銀に関する水俣条約※1」が発効、「水銀による環境の汚染の防止に関する法律※2」の施行に伴い、2020年12月31日から、一般照明用の高圧水銀ランプ※3の製造・輸出入が禁止になります。
これからは、水銀ランプに代わり、「省エネ」「長寿命」「水銀フリー」のLEDをお薦めします。
※1 水銀に関する水俣条約とは
水銀の一次採掘から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への放出、水銀廃棄物に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約です。2013年10月に熊本県で開催された外交会議で、採択・署名が行われました。2017年5月18日付けで、締約国数が我が国を含めて50か国に達し、規定の発効要件が満たされたため、本条約は2017年8月16日に発効されました。
引用:経済産業省ホームページ「水銀に関する水俣条約」より
※2 水銀による環境の汚染の防止に関する法律とは
水銀に関する水俣条約の的確かつ円滑な実施を確保し、水銀による環境の汚染を防止するため、水銀の掘採、特定の水銀使用製品の製造、特定の製造工程における水銀等の使用及び水銀等を使用する方法による金の採取を禁止するとともに、水銀等の貯蔵及び水銀を含有する再生資源の管理等などについて定めた法律です。
引用:経済産業省ホームページ「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」より
※3 一般照明用高圧水銀ランプ(メタルハライドランプや高圧ナトリウムランプなどは含みません)
<特定水銀使用製品と規制開始日>
※1 蛍光ランプの水銀含有量基準はいずれも1本または1個当たり。
※2 「一般的な照明用」とは「照度を確保するものであって、高演色用および低温用その他特殊用途にのみ用いられるもの以外のもの」をいう
LEDは水銀フリー。
LEDは省エネ。消費効率は水銀ランプに比べて、約4.2倍と大幅効率アップ。
LEDは長寿命。光源寿命は水銀ランプに比べて、約5倍と省メンテナンス。
LEDは瞬時点灯・消灯が可能。水銀ランプは、明るさが安定するまで約5〜10分、再点灯は約30分かかりますが、LEDは瞬時点灯・消灯、さらにHIDではできなかった調光も可能なため、節電。
LEDは演色性がアップ。平均演色評価数は、一般的な水銀灯の演色性Ra40に比べて、約30アップするため、物の見え方が良くなります。
LEDは低誘虫性。水銀ランプに比べて、虫が好む波長が少なくなっており、虫が集まりにくくなっています。