HIDランプの廃棄に関しては、一般社団法人 日本照明工業会発行の「HIDランプ及び使用済HIDランプに関するQ&A」に記載があります。事業所系での廃棄は、ほとんど産業廃棄物扱いになり、排出事業者自ら処理することが義務付けられており、処理にあたり専門の処理業者に依頼することをお勧めしています
上記に対し、誤ったランプを挿入することで
(1)安定器が著しく短寿命となる(もしくは故障する)
(2)ランプも黒化し短寿命となり得る
このような現象が起こり得るので直ちにご使用を中止してください。
できません。
高圧放電ランプは必ず安定器が必要です。
水銀ランプの場合、その特性上抵抗を利用することで放電を安定させることができます。(ただし、効率は良くありません)これに対して高圧ナトリウムランプやメタルハライドランプはこのような単純な抵抗式では放電が安定しません。これはランプの放電特性上の問題ですので、水銀ランプと同様に簡易にバラストレスランプをつくることができません。
使用できません。
調光用水銀ランプは調光時でも点灯が問題ないように保温対策がとられていますが、ブラックライト水銀ランプはこの対策がありませんので、使用できません。
一般家庭のようにランプ交換の行い易い環境であればランプが不点となった時点で交換することが望ましいですが、オフィスや商業施設のなどように灯数も多く、就業時間や営業時間に差し支える場合は、不点になったランプを一時そのままにし、保守時期にすべてのランプを一斉交換する集団交換方式と、不点ランプは都度交換し、さらに保守時期にはすべてのランプを一斉交換するという個別的集団交換方式があります。
交換時期の目安は集団交換方式の場合、ランプの定格寿命が70%前後に達した頃がよいでしょう。
個別的集団交換方式の場合は不点となって個別に交換を行ったランプの数が20〜30%になった頃に同数のランプを同時に交換するのがよいでしょう。
GL4W〜GL20Wまでは通常のグロースタータ形安定器が利用可能です。
GL30Wについては特殊安定器となります。
M:メタルハライドランプ
Q:石英(クオーツ)
D:両口金(ダブルエンド)
3つの頭文字を組み合わせたもので、JELの両口金メタルハライドランプの正式な 呼び名です。
スタータ形安定器の場合、ランプ点滅を繰り返している時は、正常点灯に比べて多くの電流が流れます。そのため温度が約30〜50℃上昇します。
そのまま放置すると安定器寿命が短くなりますのでお早めに交換してください。
ラピッドスタート形も安定器内部のコンデンサ部品にストレスが加わり続けますのでランプ交換をお早めになさることを推奨いたします。
スタータ形ランプのフィラメント予熱電圧は約10Vを必要としますが、ラピッドスタート形安定器の予熱電圧は約4Vであり予熱不足となってランプが不点灯となります。また、点灯する場合もありますが、管端黒化が極めて早く、ランプが短寿命となります。そのためご使用はできなくなります。
1本がリークで寿命に達した場合はもう1本も同時に点灯しなくなります。
この切れ方が一般的です。他の理由で不点となった場合はもう1本が点灯しますが、このような状態はリークに比べてまれです。
基本的には1本不点になった場合は寿命に達しているとご理解ください。
電気工事においては図1に示すような配線をするケースが多いですがこれにおいて位相交互配線(隣接するランプの位相を180°異ならせる方法)として主に以下に示す3つの方法があげられます。それぞれの配線例を図2に示します。
A:安定器2次側に結線を隣接するランプ1つおきに逆にする。
B:安定器1次側の結線を隣接するランプ1つおきに逆にする。
C:電源より2本の線を取り出し片方の結線を逆にし千鳥配線にする。
高圧ナトリウムランプは、水銀灯用調光形安定器では使用することはできません。高圧ナトリウムランプは専用型調光安定器でしかご使用することはできません。
LEDとは“発光ダイオード”と呼ばれる半導体のことで、“Light Emitting Diode”の頭文字をとったものです。1993年に窒素ガリウムをベースにした高輝度青色LEDが実用化されたことにより、一般照明用としての白色LEDの開発・商品化が進み、第4の照明光源として注目されています。