HIDランプ(High Intensity Discharge Lamps)とは水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプの総称で、高効率・高輝度・長寿命なランプです。
ランプには入っておりません。
点灯させる器具の安定器に付いているコンデンサの絶縁オイルに使用されておりましたが、昭和47(1972)年8月以降使用されておりません。
PCB使用器具の取り扱いについてに掲載されております。
ランプ電流が変わるためHIDランプの寿命に影響を与えたり、安定器を壊す場合があります。
HIDランプの点灯に必要な金属板などが封入されており、振ると音がすることがありますが不良ではありません。
失透現象とは石英バルブが透明性を失い白濁化する事で、劣化し破損の原因となります。
外管バルブの無いランプで石英ガラス使用のランプでは注意が必要になります。
失透の原因となりますので、該当機種のガラス球は直接素手で触れないでください。
通常のHIDランプは発光管破裂事故時の安全性確保のため外管バルブの2重構造のため問題は有りません。
水銀ランプと高圧ナトリウムランプには、調光用安定器を使用して50%まで調光できるものがありますが、メタルハライドランプは封入された金属の蒸発温度が高く調光できません。
安定器はランプに流れる電流を適正な値に制限する事と、ランプ点灯時の始動電圧を与える役割があり、ランプの種類・電源電圧・周波数により異なります。
使用時間の経過に伴う放電維持電圧の上昇による立ち消えでランプ寿命末期又は安定器の寿命が考えられます。
ネオルックス(効率重視形高圧ナトリウムランプ)が該当し、再始動時間が約1分と短かいですが点灯には専用安定器が必要です。
出力不足・短寿命・始動不良や破損の原因となります。
1本が不点となった場合はもう1本も同時に点灯しなくなります。